神前結婚式に列席すると経験するのが「修祓の儀」です。
入場後、神官や巫女さんが祝詞棒をもってお祓いをし、
それを受けることによって俗世の汚れを落とし、
身を清めると言う儀式が神前結婚式には組み込まれています。
意味のあるお祓いです。
神前結婚式次第
入場
巫女さんまたは係員の先導でご両家血縁の近い順で入場します。式入りの際、
雅楽が導く参進を取り入れるところもあります。
皆様入場後、神官が入場して始まります。
修祓の儀
全員が起立し、お頭を下げ、神官が御祓詞(はらえことば)を唱えながら
全員の身を清めるお祓いです。これが済むと皆様着席をします。
(起立のまま進行もあり)
この続きは上記にも記した通りですが
今日のお話はここからが本番です。
間もなくお正月ですが、そのお正月を迎えるにあたって各神社さんでは「身を清めて新年を迎えるための大祓い」が行われます。
日本のお正月はそれぞれの家庭に歳神様をお迎えして祝う行事です。
そのために年末には大掃除が行われ、一年の垢や汚れを落としてお迎えするわけです。
その意味で、すでに正月は始まっていることになります。
身を清めなければ新年をむかえられません。
忙しい忙しい!と言ってばかりでは歳神様はやってこないわけです。
「良い子でなければサンタクロースがこない」のと同じです(笑)
初詣だけでは片手落ち!?です。
そのために、大晦日には「大祓い」が各神社で行われているはずです。
もともと宮中の祭祀で、6月と12月の2回行われています。
「一年を通して、心身には大小を問わず罪や汚れがたまりますが、大晦日の大祓いは7月から12月までの半年間にたまった汚れを落とすためのお祓いです。本当は6月にもお祓いを受けなければいけません、大晦日だけなら半分汚れが残っている!?(笑)」
大祓いを受けて新年をむかえよう!
いろいろな新年の迎え方があると思います。
初詣に出かける人も多いでしょう。
近所の神社では、元旦に一番祈祷が行われ、以後は新春特別祈願が行われたり、
会社や団体などの社員やご家族が団体で祈祷も行われています。
年明けとともに鏡開きを行い、ご祈祷が済んだ方にお神酒を振る舞うところもあります。
祝詞も大祓いから祝詞奏上となって一年の安泰と弥栄を願うことになるのです。