仲人(媒酌人)をご存じですか?

仲人は3年」とも「仲人は行灯きり」とも言います

bridal1-3「仲人と言えば親も同然」、そう言われた頃、仲人も華燭の典を挙げた当のお二人も、お互いに気を遣う期間が3年。これが「仲人は3年」の言葉の示す意味。一方、それでは何かと大変ですから、任務は華燭の典を挙げた当夜に終わるという考え方を示すのが「仲人は行灯きり」でしょうか。
「好いて好かれて一緒になる」と言うのが結婚の前提!?ですが、婿方、嫁方に仲人がいて両者の折衝で婚姻が結ばれたり、下仲人、座敷仲人、杯仲人、すわり仲人、名誉媒酌人等と言う表現が示す「仲人のヒストリー」はとても興味深く、結婚の一面を感じさせてくれます。「仲人」も強くお二人の幸せを願う立場の一人なのです。

司会者は現代の仲人

murataben-pro2ご披露宴に媒酌人を立てなくなって20~30年ぐらい経つでしょうか。この10年間の時差は微妙ですが、今ではそれが当たり前で、媒酌人を立てるケースはまれです
もちろん地域差があるでしょうが、流れはどこも同じかと思います。
媒酌人がいなくなり、かつて冒頭で媒酌人がなさっていた「お二人の紹介」の多くは司会者がします。事前の打ち合わせでお二人から取材してまとめますが、「愛情」がないと出来ません、また自然に愛情が湧いてきます。この瞬間司会者はお二人の側に立つのです、が、会場や業者さんからも各種の要望をされます(笑)。「司会者は現代の仲人」と言う気持ちが伝わりますでしょうか