遠方同士の結婚は涙の滲む温かさに満ちていた!!
遠方同士の結婚に滲む思い
実家が遠方同士の結婚は決して珍しくはありません
それが大東京での出会いなら、尚更です。
この夏に私が担当したカップルは
青森と長崎が故郷だという20代半ばのお二人でした。
理容師として働いていたお店に
彼が整髪にやってきたのが出会いでした。
それからお付き合いがすすみ、
4年目をむかえて、この夏に晴れの日をむかえたわけです。
挙式は天空のチャペルでの人前結婚式。
ご両家のご親戚一同全員の前でお二人が愛を誓いました。
実家が遠方同士の結婚
遠方同士の結婚で
垣間見れる一コマと言えば親心です。
その日をむかえているので
ご両家の親御さんとも賛成し、賛同した結婚です。
ですから、親御さんも笑顔を見せます。
それでもどこかで娘を嫁がせる親心が顔をだします。
どちらの親御さんも心配なのです。
我が子が幸せになってほしいと思うのです。
まして遠方であればあるほど親心が強く顔をだします。
笑顔に隠した親心を察して目頭が滲みます。
涙腺が緩むのは私の年齢のせい!?
もっとも、そう感じる私と、
お二人の間には距離が相当あるのも今日この頃です。
時代は進み、親御さんの思いも想像の域をでません。
感動のポイントが違ってしまいました。
「金らんどんすの 帯しめながら
花嫁御寮は なぜ泣くのだろう」
そのように童謡に歌われた時代があったのです!?
「文金島田に 髪結いながら
花嫁御寮は なぜ泣くのだろう」
文金島田はとても美しいですが洋髪も選択される時代です。
涙はなくても、花嫁は今でも同じこころ・・
「あねさんごっこの 花嫁人形は
あかいかのこの 振袖着てる」
「なけばかのこの たもとがぬれる
涙でかのこの 赤い紅にじむ」
「泣くに泣かれぬ 花嫁人形は
赤いかのこの 千代紙衣装」
都心から離れれば離れるほど、心豊かな人が多い気がする・
故郷のある人たちは
とても心温かく育っています。
それは豊かな自然環境の中で
地域に住む素朴な人々の思いに支えられて成長したからです。
二人で力を合せて、今失われがちな
温かで豊かな家庭を
この東京で築いてほしいと願う出会いでした。