結婚式なんて意味がない、ナシ婚と人前結婚式
結婚式なんか意味がない!
そう思う人がいても不思議ではありません。
結婚式をどんなに派手にしたところで幸せになるとは限りません。
民法には次のように記されています。
(婚姻の届出)
第七百三十九条
1 婚姻は、戸籍法 (昭和二十二年法律第二百二十四号)の定めるところにより届け出ることによって、その効力を生ずる。
2 前項の届出は、当事者双方及び成年の証人二人以上が署名した書面で、又はこれらの者から口頭で、しなければならない
これは、平たく言えば結婚は「婚姻届けの要件を満たして提出すれば
成立する」と言うことです。
ですから、ナシ婚は立派に成立するのです。文句ある?
ナシ婚の現実と矛盾
挙式も披露宴もしないで入籍のみするのがナシ婚です。
披露宴の司会打ち合わせをしていると本当は何もしたくなかった
と言う二人がいます。
中には食事会さえもしたくなかったと言うお二人もいます。
入籍を伺うと、すでにしたと言う人が大半です。
つまり、すでにお二人は法律的には結婚が成立し、夫婦です。
ナシ婚でもお二人の結婚は立派に成立しているのです。
それでも宴席の打ち合わせをしているわけですから矛盾しています。
ナシ婚の本当の理由を考えてみた
ナシ婚になってしまう理由はなにか?
これは経済的な理由に尽きると思います。
経済的な余裕があれば宣伝されている結婚式を描くと思います。
結婚式のセレモニーが嫌いなので、と理由を上げる人もいます。
業界や会場が主導する結婚式が嫌いだと言う人もいます。
ナシ婚はこうして増えてしまったのです。
ナシ婚の最大の味方は司会者です
ナシ婚のつもりでいたお二人が
食事会ぐらいしようと思って会場にやってきます。
そして、いろいろ考えて司会を依頼します。
当日が迫る中で、司会者との打ち合わせとなります。
打ち合わせが進むうちに、食事会もしたくなかったが、仕方なしです。
で、進行する人がいないとゲストが退屈してしまうのが心配で司会をお願いした」
困ったものだ、と思っていると、
何もしないでいいです、と言われたりします。
ナシ婚の理由によっては人前式を薦めます
何もしたくない人に結婚式を薦めても相手は怒るでしょう。
でも結婚式のセレモニーが嫌いでも、
宴席の中で出来る式もあると言うと関心を持つ人もいます。
また、少人数で宴席を設け、
進行が心配だと司会を頼む人たちはセレモニーが嫌いではなく費用を心配する人もいます。
費用を考えている人には、司会料の範囲で大丈夫です。
それ以上は、お金はかかりません、と言うとやはり関心を示します。
ここまでの話は、
司会者が披露宴のなかで人前式をやっても司会料以外は取らないと言うことです。
ただし、人前式を披露宴会場以外で、しかも披露宴ナシのケースだと
式料が発生しします。
まとめ
ナシ婚の時代だと言われます。
でも、食事会をしようかとおもうなら
その中でお金をかけず人前式ができるのでお薦めです。
挙式は誓いの場です。あなたと彼、彼とあなたが苦楽を共にして
歩む決意の場でもあります。
ナシ婚とは、その誓いが抜けているのです。
二人だけの誓いがあっても、それゆえに脆弱です。
簡単に失う面もあるのです。
そうなれば、二度目、三度目も簡単に出来ると思う不埒なことを
考える人がいても不思議ではありません。
あなたとの誓いはハードルの低いものではないのです。誓いあう
ことの意義が二人を前に進ませるでしょう。
一般的な進行例ですが、極端に言えば人前式はゲストの前でお二人が
愛を誓えばそれで済むのです。