会場スタッフの連絡ミスで・・・思い通りにいかない結婚式
愛を育み実らせた二人がいよいよ結婚式をむかえましたが会場スタッフのミスで・・・
今日この頃、「お任せしますから」と
プランナーやコーディネーターに言うカップルはいません。
むしろ注文を細かく出してくるお二人が圧倒的に多いと思います。
たとえば、 テーブルクロスの色やお花の色合い。
選曲やドアオープンのタイミング。
ウェディングケーキ入刀の写真がたくさんほしい。
乾杯後、すぐに中座をしたくない。
新婦のご両親様へのお手紙の際、BGMの音量など。
そんなおおくの注文が飛び交う現場で
会場のスタッフの連絡ミスで思い通りにいかなかったらどうなるのでしょう?
次の失敗をあなたは許せますか?
「挙式前にはドレス姿を誰にも見られたくない」と言う希望を
新婦がコーディネーターに伝えました。
ところが当日、「絶対に大丈夫です」と言われて安心していたのに
挙式前にブライズルームで待機をしていると、
ブライズルームにご友人たちが大勢集まって写真を撮りだしたのです。
新婦は大変なショックを受け、スタッフへの不信感を抱いてしまったのです。
新婦がなぜショックを受けてしまったのか
男性にはわかりにくいショックですが
「花嫁は完璧に装った自分の姿を鏡に映してみてはいけない」「という言い伝えがあります。
ウェディンググローブやイヤリングをつける前に自分の姿を鏡で見ても構いませんが
完璧に装った後はダメなのです。
自分の一番美しい姿を最初に見てもらいたいのは花婿という願いがそこに潜んでいるのです。
コーディネーターの失敗とは
ただ単に連絡ミスだけではなく
新婦の思いを踏みにじったことになり、
新婦には思い通りにいかなかった印象が残ってしまったのです。
もしあなたがコーディネーターだったらどうですか?
連絡ミスを認めないわけにはいかないでしょう。
自分の失敗であることは明白です。
コーディネーターがいたたまれない気持ちになったことは言うまでもありません。
新婦の言葉に救われたコーディネーター
その後、新婦からコーディネーターにお手紙とどいたそうです。
「みな様からとても良い結婚式・披露宴だったと喜んでいただきました。
あの時はあなたの失敗にショックを受けましたがもう立ち直りました。
考えてみれば私も職場でよく失敗をします。そのたびに嫌な思いをしますが
きっと周囲の皆様に救われているのだと思います。結婚をしたのですから
私も少し大人にならなければいけないと思いました。これからもお仕事
がんばってください。ありがとうございました」