思い通りにいかない結婚、花嫁の思い出は頭痛!
花嫁の体調は万全だった
かつての結婚式は早かった!
今はどこの会場にも余裕がある時代だと思います。
それでも繁忙期!?がいつなのかは定かではありませんが、
Aホテルが忙しければBホテルも忙しいものです。
一人勝ちを収める会場は確かにありますが、
それも一定したものではありません。
忙しいということは活気があっていいことですが、
お二人にとってはいいことばかりではありません。
スタッフ側から見れば同じ部屋で2回転、
あるいは3回転をさせることは
大変なパワーが要求されストレスも受けます。
普段なら何でもないことでも
どうかするとお客様の要望に応えきれないこともあるのです。
もちろんプロにしか見えないレベルですが。
花嫁の朝は更に早い
さて今では考えられませんが
かつては朝10:00からのご披露宴があったのです。
信じられますか?
朝からおもてなしの料理を食べるゲストも大変ですが
花嫁はもっと大変だったのです。
通常どこでも挙式時間の3時間前に花嫁は会場入りします。
10:00に披露宴となれば
挙式はその1時間ほど前ですから9:00です。
その3時間前の6時に
花嫁は会場に到着しなければならなかったわけです。
司会の私はそのころ駆け出しでしたから
普段通りの声が出るかどうか心配で、
花嫁の朝の早さに気が回らなかった記憶があります。
花嫁の朝は早いのです。
結婚式の思い出は頭痛!
花嫁の朝が早い理由がお分かりいただけたと思いますが、
そういうこともあり
花嫁は体調を万全にして当日を迎える必要があるのです。
もし体調が良くなければ
皆様からの祝福も上の空になってしまうでしょう。
たとえばその日、
体調も良く無事会場に到着した新婦が準備に入ります。
神前結婚式なので和装でかつらの装いです。
変調はそのかつらをのせた瞬間から始まることもあるのです。
生涯に一度と決めた装いだったのに
激しい頭痛に襲われたのです。
かつらの試着をしていたにもかかわらず、
きたした変調に気分は落ち込んでしまいます。
思いもしないことがありうるのです。
もちろんその場で、
かつらの微調整をしても始まった頭痛は治りません。
人に言うわけにもいかず、
そのまま、挙式・披露宴と時間は進みますが頭痛は続いたのです。
これではせっかくのお祝いも
何が何だかわからないまま過ぎてしまいます。
結婚式の思い出が頭痛だけでは悲しい思い出になってしまいます。