思い通りにいかない結婚、お色直し失敗とお色直しの回数
お色直しの失敗
これは美容や衣装での問題が圧倒的に多いと思います。
ヘアースタイルが思うようにいかなかったとか
ドレスの選択が悪かったとか、
付け爪がはがれたとか、
お化粧が上手くいかなかったとか。
あるいは髪飾り、かんざしなどの小物類の未調整や、
洋装ならベールやグローブのサイズなど
本来は入念な準備をしておけば防げるケースも多く、
会場スタッフとのコミュニケーション不足が原因のこともあるようです。
いずれにしてもやり直しは出来ないのですから
思い通りにいくようにしっかりと打ち合わせを進めるべきでしょう。
スタッフもあなたのためにベストを尽くし、
結果としてあなたの笑顔を見たいのです。
お色直しの回数を誇る時代があった!?
お色直しの回数を誇るようなご披露宴は少なくなった気がします。
もともとお色直しの回数が多い結婚式は少数派です。
が、回数の多さが目立つ時代もありました。
その頃はまだ神前結婚式が主流でしたが
白無垢で挙式、白無垢で迎賓をし、
白無垢を色打ち掛けに掛け替えて入場、
乾杯のあとすぐに新婦はお色直しで中座、
その後新郎もお召し替えで中座、
お色直しお召し替えをしたお二人が洋装で入場。
新婦は色打ち掛けからウェディングドレス、
新郎は紋服からタキシードで再入場、
スピーチを一人か二人頂いて
新婦が2度目のお色直し中座、
そして新婦はウェディングドレスからカラードレスに衣装チェンジして再々入場、
さらにもう一度・・・。
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回数よりもお二人の希望
白無垢から色打ち掛け、
色打ち掛けからウェディングドレス、
ウェディングドレスからカラードレスへとお色直しをするのが当たり前。
バブルがはじけるまでの
右肩あがりの時代はそれがフツーだった気がします。
もちろんいまでも、
新婦の気持ちとしては
何度でもお色直しを希望していると思います。
が、時代は進み回数より質感を求められるようになりました。
挙式は「白無垢です」と言うようなこともなくなりましたし、
文金高島田ではなく打ち掛に洋髪も目立ちます。
色打ち掛けで挙式をしてウェディングドレス、
またはカラードレスへお色直し1回というシンプル派も多くなりました。
かつては結婚式と言えば、
親御さんが打ち合わせの時からご一緒のケースも多かったのですが、
いまはちがいます。
親御さんの出番は当日だけで、
お色直しの回数も新郎新婦が決めるのです。
白無垢にこめる思い
ところで花嫁の白無垢姿に目を奪われたことはありませんか。
この世のものとは思えぬほど美しく感じることがあります。
何を言っているのかと思われそうですが、
時代劇に登場する
「おとしめられてなくなった夫の敵をとるために
相手と対峙する白装束姿の妻」の姿も美しいですね。
本当に見たことがないので、
花嫁姿ほど現実的ではありませんが映像ではそう描かれています。
「白無垢の花嫁」と「死を覚悟した白装束の妻」、
慶事と弔事ほど離れたシチュエーションですが、
実は白色を通してつながっているのです。
「女性の覚悟と決意」を白と言う色を通して表現しているのです。
女性に「あなたのためなら死んでも構わない」、
そんな覚悟を伝えられてもたじろいでしまいますが、
それほどの思いが白無垢にはこめられているのです。
だからこそ
白無垢姿の花嫁の美しさに目を奪われるのです。
お色直しの回数で幸せは決まらない
花嫁がお色直しをするごとに
会場からどよめきともため息ともつかぬ声があがります。
出席しているゲストにとっても楽しい場面です。
いまも以前もお色直しはご披露宴のハイライトですが、
お色直しの回数の多いご披露宴は少なくなった気がします。
いろいろな理由が考えられると思います。
時間が限られている、予算を考えた、
そもそもお色直しをしたくない、
似合わないから、かつらが嫌いなど様々だと思います。
お色直しの回数で幸せが決まるわけではありませんので、
理由が何であれお二人が決めればいいことです。
とは言うものの白無垢で挙式をして、
迎賓はせずに色打ち掛けに掛け替えて入場、
そして乾杯後に、
お色直し中座をしてウェディングドレス
またはカラードレスで入場するスタイルが
今後も一般的なお色直しのスタイルでしょうか。