披露宴を疲労宴にしないプロの力
披露宴を疲労宴にしないプロの力
披露宴が疲労宴にならない方法の一つは
「プロの力を十分に使いこなしてください」と言うことです。
披露宴当日にしか会わないサービススタッフも含め、
披露宴を支えるのは現場のスタッフです。
どの会場でも、当日までの主たる対応は
担当のコーディネーターやプランナーと言われるスタッフです。
おそらくお二人がいちばん親しみを感じ、頼りにするスタッフです。
当然、お二人のために誠心誠意、力を尽くしてくれます。
大いに頼りにしてほしいと思います。
他にも「司会者、カメラマン、音響照明、装花や衣装、美容スタッフ」など、
当日までに打ち合わせをしなければならないスタッフは多いと思います。
お二人も仕事をしながら準備をするので余裕がないかもしれません。
が、打ち合わせは、お二人のプランや希望を伝える絶好の機会です。
お二人のイメージや希望事項をしっかりと伝えてください。
未決の部分があって構いません。
お二人の気持ちや考えを伝えることによって、新たな提案をスタッフがするかもしれません。
プロの力や経験は必ず、お二人の役に立つはずです。
プロの力を過小評価すると披露宴が疲労宴になる!?
披露宴の本当のプロデューサーは新郎新婦だと話したことがあります。
お二人のプランや希望を聞いて形にしていくのが私たちの仕事です。
「だからなんでもおっしゃってください。私たちがお二人の全ての希望に応えてみせます」
と言葉にするわけです。
まぁ、これはうそではありませんが「そういう気持ちで力を尽くします」ということでしょう。
これをまともに受け止めたお二人が
「天井から天使が降りてくるように指輪を運んで!」などと言われても困ってしまいます。
時にはそのようなお二人に遭遇することもありますが、
多くの場合「できないことを除いてお二人のご希望に応えます」
と言う意味で理解しあっていると思います。
だからと言ってプロの力を過小評価しないでほしいのです。
必然的で意味のあるお二人のご希望ならプロは必ず応えようとするでしょう。
その意味で無理してお二人らしさにこだわらす、「プロにおまかせします」と言うチョイスも
披露宴が疲労宴にならない方法なのです。
プロがミスしてあなたが怒れば披露宴が疲労宴になる!?
「プロの力を十分に使いこなしてください」と言いましたが、
プロのミスの話しをしますね。
「プロだって人間だよ、間違えることだって、忘れることだってあるのです。
それをネチネチと責められても面白くないです」。
まぁ、本当にそう口にしたら、開き直り、逆上、炎上の類になってしまうので、
やはりミスはミスで、あってはならないことです。
なにを言いたいのかと言うと、実は責める人ばかりではないのです。
「気にしないでください」と言うこころ豊かな人もいるのです。
頭が下がります。だからプロのミスを見逃してくれと言う話しではありません。
かつてはご披露宴でのミスを強くとがめる人はいませんでした。
それがいいか悪いか別にして「お祝いの席で働く人も一緒にお祝いをする人」だったのです。
つまりミスはいつでもどこでもあることなので
「それを糧にして成長しようね」と言う空気が世の中にありました。
「気にしないでね」のこころはその頃を思い出させてくれると同時に
披露宴を疲労宴にしない魔法のひと言なのです。
披露宴は新郎新婦とスタッフのコラボです!?
スタッフのミスを「気にしないでください」と言ってくれるお二人に出会うと、
お二人との距離が急に縮んだ気がします。ですが、
そのひと言はお開きのあとのことです。
いくら「気にしないでください」と言われても気になります。
ですがやはり嬉しく、それまで新郎新婦という特別な存在で、
お客様であるお二人とこころが触れ合えたような気もします。
が、一生に一度のその日のミスです。
取り返しがつきませんが、取り返しのつくミスもあるのです。
司会者で言えば言葉遣いを間違えて訂正コメントを入れるようなミスもあります。
お開きまで進んでしまったら取り返しがつかないミスも、
お開き前なら訂正・修正ができたミスかもしれません。
いずれにしてもミスは現場から報告され、
ミスの原因をチェックし、対応をして、再発防止を図ることになるでしょう。
披露宴がお二人と私たちスタッフのコラボであり、
疲労宴にならないことを願って今日も現場は動いているのです。