口がうますぎて怪しまれる
夫の口が立て板に水、これは怪しい!?
私たち日本人は自己主張の少ない、
あるいは自己主張がヘタだと言われます。
それを私たちは奥ゆかしい国民性だからと言って
安心しているようなところもあります。
ですから海外の方に学んで
自己主張や自己表現力を勉強しようという人もいます。
こうして
私たちはどこまでも謙虚な資質を持ち合わせているせいか
「口数が多い人より、口数が少ない人」への信頼度が高いようです。
それでも、昔より私たちは男女を問わず、
よくおしゃべりするようになりましたが、
立て板に水の如く、あまり口がうまいと妻に怪しまれるようです。
「夫と妻の間の雄弁は銀、沈黙は金とはいかない!?」
さて「雄弁は銀、沈黙は金」とか、
「言わぬが花」と言うようなことを言います。
「話しすぎるより黙っている方が価値は高い」ということです。
前者はイギリスの思想家の言葉だと言われ、
後者は日本のことわざのようです。
日本だけでなく、人の感じ方は同じで、
国境を越えて通じるところがあるようです。
しかしながら夫と妻の間にある沈黙は金、とはいきません。
日ごろ、よく口を開く夫が沈黙すれば、
妻は「どうしたのかしら?」となるでしょうし、
日ごろ、無口な夫が急に話すようになっても、
これまた「どうしたのかしら?」となるでしょう。
妻よ、あなたは夫に何を言わせたいの!?
妻は夫の心理カウンセラーだと思います。
夫の少しの変化も見逃しません。
ときに夫の体調の変化に気が付かないこともありますが、
こと心理面では名医の部類に入る判定をくだします。
ですから夫がうそをついているとき、
うそを隠そうとしているときはいかんなくその能力を発揮します。
特に日ごろから信用のない夫はなぜか、
言葉が多くなり自ら墓穴を掘ってしまうようです。
ただし、怪しいだけでは口にも、そぶりにも出さずに
普段通り対応できるのも女性のスゴイところ、と言うか、
こわいところです。
また、ヘンだと思い、
ハッキリとその理由をつかんでも、
黙って見逃すやさしさ!?
いや、頭の良い女性もいます。
やはり、夫は妻に勝てない?!
スポンサード リンク
夫のうまい話には説得力がない!?
「広島は強いね!25年ぶりの優勝だ!おめでとう!」
と、夫が、広島出身の妻に声をかけます。
当然、妻もノリノリで「ありがとう!」。
夫は「あとはCSで勝って日本シリーズを制して日本一だ!」と続けます。
日ごろ熱狂的なジャイアンツファンの夫が
熱狂的な広島ファンの妻にエールを送ります。
それも歯の浮くような言葉で、
「広島は練習量が違う!12球団でいちばん練習する、優勝は当然だね!」
と、もちあげます。
いつもと全く違う夫の歯の浮くような言葉と態度に
妻は背中がムズムズしてきたのです。
そして、そのムズムズに必死に耐えた妻は
いつもの調子を取り戻し、
「そんなにうまくいくわけないだろう、この 唐変木!!」と返したのです。